記録所。

ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】成宮由愛が描くもの。

どうも、わたしです。
なんだか思い出したように考察妄想に励んでいる今日この頃ですが、今日もやります。




13歳 150 72-51-73 AB 両利き 11/3 滋賀



久しぶりのなるちゃん。
わたしは苗字で呼びたい派なので、成宮由愛ちゃんは「なる」「成宮」って呼んでます。
前回の妄想で、わたしはなるをお姉さんポジに置きたいという話をしましたが、
もういけますよ。そのくらい彼女は成長していました。







成宮由愛を見ていく上で今回わたしが注目したのは、
なるが「何を描いているか」ということ。
お絵描きというものは、直接モノを見るか、イメージを湧かせる必要がある。
そのモノやイメージは、彼女の視野に映るものから選んでいるはず。
だとするならば、なるが見ているもの、あるいは描いているものを辿れば、
彼女の成長が読み取れるのではないか……そう考えました。







まず初期R。
勝手に応募され、なぜか合格して……本人にとっては悲劇の始まりだったことでしょう。
 「プ、プロデューサーさん……あ、やっぱりなんでもありません」
 「か、帰りたいです……」
と、完全に後ろ向き。そりゃそうですよ。
本人が望んだものでは無いけれど、ママの圧力があるから辞めるわけにもいかない。
板挟みというか四面楚歌というか、追い込まれた状態に近かったと思います。
極めつけは、
 「絵は見ないでください」
と、絵を見ることすら拒絶してくるんです。さらに
 (なにか描こうかな……)
アイドルになりたてのなるには、Pの姿は映っていなかったものと思われます。
コミュニケーションがとれないこともそうなのですが、
何よりも怖いママ(後述)の視線が気になっていたんだと思います。


それが特訓後になると、
 「○○さん、がんばったごほうびに……や、やっぱりいいです」
 「○○さん、がんばったごほうびに……な、なでてください」
 「○○さんのこともっと知りたいです。私たちパ、パ、パートナーなんですから」
と、Pの方を徐々に向くようになります
アイドルを辞めるという選択肢をとれないのならば、
目の前にいる怖そうな人と仲良くできたら、彼女にとってはそこが安住の地になる。
そして、Pがなるの願いを叶えてくれることがわかったのでしょう。
 「○○さん、ここにいたんですね。お、お話ししようかと……」
と、どんどん積極的に近づいていくようになります。
ただこれは自分から仲良くしようといういい意味のものではなく、
アイドルとしての自分に安住の地を作ろうという、防衛本能に近いとわたしは思います。
当然、P以外に頼れる人はいませんから、必然的にPに近づこうとするわけです。







この頃から、なるはPの背中を見つめるようになったのでしょうか。
 「プロデューサーさんを描こうかな(浴衣)
 「裾……掴んでてもいいですか?」
 「○○さんの後ろ、ついていってもいいですか?」
 「○○さんが……誇れるような……仕事をしてみせます」
 「歩きづらいから……○○さんに掴まっても……いいですか?(新春)

Pの言うことを聞いていれば大丈夫。そう思えるようになったのでしょう。
この時点では、なるはママの影に隠れていただけの時代と変わりません。
ただ、ママといたときとは環境が違います。
 「衣装を着ると、アイドルのわたしになれる気がします(浴衣)
 「ステージ、楽しみです」
 「ドキドキして……でもワクワクします(新春)

と、ステージに上がることの楽しさを少しずつ覚えています。
そして恐らく、なるを変える大きなきっかけが、
 (えがお……えがお……)
 「今日のLIVE……ママも見に来てくれてるんです(新春)

 「あの、ママが○○さんに……ごあいさつ……だって……」
ママにLIVEでの晴れ姿を見せることができたことだと思うんです。



ぷちデレラで、なるが色々な習い事をさせられていると言っていますが、
それはママからすれば、娘の色々な可能性を見いだすための「ためし」であり、
転じて、娘トークになったときの話題作りも兼ねているのではないかと思います。
だからできるようになれば、ママはなるを褒めてくれる。
できなければ、次の習い事をさせる。
なるの気分を汲み取ってはくれますが、決定権はママが握っている。
子供自慢をしたい親心といってしまえばそれまでですが、なるにとっては厄介な話です。
(※16.12.27修正)


とにかく、なるにとってママは逆らえない存在なのかなってわたしは思ってます。
そんなママの前でステージに立ち、ファンと楽しみ、Pに撫でてもらって、
ママはPの元へ挨拶しに押しかけちゃうくらい、なるのステージを喜んでくれた。
その三重の喜びを一身に受けられた経験は、なるにとって大きかったと思うんです。
ママの前での由愛と、Pの前での成宮と、アイドル成宮由愛が繋がった瞬間だと思います。







ママ覧ライブで自信を付けたなるは、ますますPとの距離を縮めていきます。
 「○○さんも……一緒に笑顔になってくれますか?(リトル)
 「○○さん、不安な時は……手をぎゅって……してください
 「寒いときは……○○さんに、ぎゅってします。あったかそう(クリスマス)
 「○○さん、首の鐘、鳴らしてみますか? 幸せ……くるかも……」
 「お洋服も、いつもよりいいの……着てきました」

今まではお伺いを立てるような聞き方をしていたなるが、
まっすぐに自分の気持ちを出せるようになります。

……いや、元々自分の言いたいことは言える子なんですけどね。
Pと打ち解けて、一緒にいることを心から楽しめるようになったんだと思います。
アイチャレも含めて、他のアイドルたちとも打ち解けてきた様子も見えたりして、
 「描けたら……○○さんに……見せてあげます……えへへ(リトル)
と、ついに絵も見せてくれるようになりました。






ごめんなさい。

自信を付けて、Pや他のアイドルたちとの親交が深まりだしたことで、
なるはアイドルの世界でだんだん自分を出せるようになってきました。







初期Rで「絵は見ないでください」なんて言っていた子が、
こうして絵を人に見せられるようになりました。
イラストの内容も千佳ちゃんと、魔法少女の衣装。
今までのセリフからすると、写生が中心だったと思われるなるのお絵描きに、
そこにないものを思い描くという事が加わったように思いますが、考えすぎでしょうか。
というのはこの話、先に繋がる気がしているんです。



ここからなるは、描き方すら新しくしていきます。

 音色も色……なんですね(マーチング)
 「私、○○さんと一緒にオカリナ……演奏して……みたいです」
 「アイドルとして、大きな虹をステージのキャンバス
に描きたいですエアリアル
 「優しい雨……描けそうです。○○さんと一緒なら」
 「空を飛べる色を……探します(大空)
 「自分の力でスカイペインターをこいで、空を白く塗りたいです


どこに描いてもいい。
スケッチブックに向かうばかりが「描く」ではないということに気付いたんです。

何を描こうか迷っていた頃もありました。
いつも側にいるPばかりを描いていた頃もありました。
目の前の感動を描いたこともありました。
新しい衣装を思い描き、みんなと見せ合いっこするようになりました。
やがて、スケッチブックじゃないところに描くようになりました。
気がつけばアイドル成宮由愛は、
いろんなものを、思い思いの色で、描きたい場所に、想い描けるようになりました。







自信を付けたんだと思います。
そして本人も、その事に気付き始めていると思います。
 「○○さんが……私を選んでくれて……嬉しいです(マーチング)
 「○○さんのおかげで……今は自信を持って歌えますエアリアル
最初は帰りたいとか云ってた子がですよ。
こんなことを言えちゃうようになるんですよ。
プロデューサーの魔法で、成宮由愛をシンデレラにしちゃったんですよ。
いや、そうなれたってなる自身が思ってるんですよ。
こんなん泣くわ。

意識なのか無意識なのか、他にも変化が。
 えがお……えがお……)(新春)
今までなるがアイドルとしてさんざん意識してきた「笑顔」についても、
エアリアルフェアリーを最後に、彼女の台詞から姿を消しました。
もう、意識して笑顔を作らなくても、笑顔になれるんです。

 「出演するだけじゃなくて……いろんなことにチャレンジしたくて(リーフ)
 「もうすぐフライト……あの、もう少しだけ、一緒に……いてください(大空)

Pの側にいたはずの成宮由愛は、
いつの間にか、Pが側にいなくても羽ばたけるようになりました。
大切なときにだけ、勇気を貰いにやってくるようになりました。
なるにとってPは、外が怖いから閉じこもるような場所ではなくなったのです。







だからぜひ、わたしはなるがお姉さんしてるシチュを見たいです。
前から言っていますが、年下の男の子がなるに恋する話を描いてみたい。
だってこんな弱そうな女の子が頑張って輝いてる姿、かっこいいもん。
間もなく三十路という年齢からみているとどうしても保護欲がちらつきますが、
年下から見たら絶対かっこいいと思うんですけどどうでしょう。

今のわたしにとって成宮由愛は、かっこいいアイドルです。
なんでこうなったかはわかりません。でもそうなっちゃったの。
だからどうしたって話ではあるんですけどねw
分かってくれる人がいたらぜひ握手したいです。
それでは。


(2017.3.20画像追加・修正)