記録所。

ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】ベツレヘムの星が導く、望月聖とその歌のゆくえ。

どうもわたしです。
またアイドルの考察妄想をやります。



13歳  150 82-59-86 O型  右利き  12/25  長野



今回はひじりんです。最近地味~に気になりだして、ふらっとセリフ集を見たら、
結構成宮と共通項が多い子なんだなーなんて興味が強くなった次第です。
まぁ、その印象は台詞起こしをして見事にひっくり返されるわけですが……

いつものお約束ではありますが、
この考察妄想はわたし一個人の偏見に基づくものであります。
公式や皆様の望月聖観への干渉、およびアイドルを貶める意図はありません。
また引用台詞中の……など一部記号やその数に誤りがある場合があります。







初期の聖はとにかく歌いたがる様子が台詞からも見て取れます。

 「……歌っていいの?」「……うん、歌いたいの……」「……私……歌えるなら……!」

歌にこだわる姿勢は如月千早のそれを彷彿とさせます。
如月千早が弟に対する使命的なものだったのに対して、聖のそれはどのようなものなのか。
聖の台詞を追っていて気になったこととして、

 「こんなに静かなら、わたしの声……届くかな」「私の……歌……届いてる?」
 「私の声……届いてますよね、○○さん……。ほら、ね?」

など、とにかく歌を届けることに熱心になっていること。

 「今は……○○さんのために……歌うから……」

今はプロデューサーのために、ということは普段は別の方向に向いているのか。
だとするなら、望月聖が歌を届けたい相手は誰なのか。
そこらへんを掘ってみたいなあと思います。







聖は歌が好きなようですが、

 「歌の奥にある……伝えることの意味を知ったのは……プロデューサーさんのおかげ」
 「歌の届け方……知らなかった私を……導いてくれた……」
 「これまでは……澄んだ声で歌うことだけを……想ってました」


など、どうやら今までは上手に歌うことに目を向けてきた模様。
カードを見るに聖歌やクラシック方面だと思うのですが、
しかしなぜ一人で歌っているのでしょうか。
望月聖はクリスマスの夜に出会います。
教会ではまさに祭りの最中でしょう、そんな時に聖歌を一人で歌う理由は一体どこに……
(17.06.19修正)

 「プロデューサーさん……その……私、何を話していいか……」

人との話題に事欠くレベルで歌が好きなご様子。
水着の仕事を不思議がったりしますし、彼女の興味は「歌」一点に注がれているようです。







聖は家族のことを語らない上に、Pとの出会いがクリスマスの夜の公園、
見た目や体型が日本人離れしていて、聖歌が好きな12/25生まれ。
……あまりよい出自ではないのでは?と感じる方は少なくないと思います。

 「○○さんと出会った雪の夜、私忘れません……大切な記憶……
  でも、もっと想い出……これからも一緒に作ってください……」
 「想い出…どんどん増えていく…嬉しい。特別で…大切な…○○さんとの…想い出」
 「記憶の中…それから…胸の中に…○○さんのくれた…優しい温もりがあるから」

聖は記憶という言葉をよく使います。
特技名にもクリスタルメモリーというのがありますが、
クリスタルは、何千年も記憶を残すことができると言われています。
もしかしたら聖にとって、
「記憶する」ということが、かけがえのない何かに繋がっているのかもしれません。



では彼女にとって、かけがえのない何かとは何なのか。
そのヒントが、誕生日の台詞にあるのではないかとわたしは思います。

 「今日……この日は……特別だから……ありがとう」
 「○○さんとふたりで…一緒にお祝いしたこと…これからもいつまでも…大切な想い出」
 「今日はクリスマス……みんなにとって特別な日……。

  でも……○○さんの祝福は……今日を……私の特別にしてくれました……」

……彼女は恐らく、ほとんど誕生日をお祝いされてこなかったのではないでしょうか。
人間誰しもにひとつずつ与えられた、自分だけが特別になれる日「誕生日」
しかし聖の特別な日である12月25日は、みんなにとっても特別な日になってしまった。
だからこそ、誕生日の夜に出会ったプロデューサーや、アイドルという存在、
「誕生日」を祝ってくれる人というのは、聖にとっては特別な存在なのかもしれません。






 「雪うさぎ、作ってみたの。お耳は葉っぱで、お目目は草の実……。
  いつか…動きますように…祈りを込めて…できあがり。…どう?かわいいですか?」
 「ずっとお外にいたから……手、冷たい……。だから、溶けないの」
 「ストーブは……焚かないでもいいです。この子……熱いかもしれないし」

自分で作った雪うさぎが溶けないように、ストーブを焚かないでって……
手がキンキンに冷えても、寒くなっても、自分が温まるより雪うさぎを優先する……
どうしてそんなことができるのかな……なんて考えていました。



それが聖にとって特別だから、なのかなって。

 「○○プロデューサーさん、事務所に……新しいアイドルが。冬だけ」

いずれ溶けてなくなることは聖もわかっています。
ですがそれでも、自分の手で作った雪うさぎちゃんは、聖にとって特別な存在。
Pと出会ってから出会ったものすべてが……聖の手の届くところにあるすべての愛が、
聖にとって特別なものなんだと思います。
いずれ終わりが来ることは、聖もわかってると思います。







聖は、Pと聖の関係をよくクリスマスに喩えます。
クリスマス、それはイエスの降誕祭。

 「プロデューサーさんを……導く……光に…………私も、導いて……」

Pを導く光とは「ベツレヘムの星」……クリスマスツリーのてっぺんの星。
この星の光に導かれ、東国の三賢者はイエスと出会った。Pは聖と出会った。

 「クリスマスのアイドルは……ヒイラギの樹みたいなもの……。
  葉を広げていれば、悲しみ……近づけないから。もちろん……○○さんにも」

ツリーの飾りと言えば西洋ヒイラギ。小さな赤い実をつけた、トゲトゲした葉っぱです。
あのトゲトゲが、襲い来る不幸から守ってくれると言われています。

 「○○さん、これからも……わたしの……宿り木で……いて……」

クリスマスリースの材料に使われることもあるヤドリギ
ヤドリギは幸せをもたらすもの。ただし、地面に置いてはいけないとされています。
だから吊して飾るのですが……見上げれば、幸せをもたらすものがそこにあるわけです。







では、もう一度最初の問。

 望月聖が歌を届けたい相手は誰なのか。



……それは「愛する人」なのかなって、今は思います。
望月聖が愛する人。幸せをもたらす人。特別な人。
望月聖じゃない誰かが愛する人。幸せをもたらす人。特別な人。

 「きっと誰もが……祈る夜……」「小さな星でも……心は照らせます」

手が届く・声が届くところにある愛を、聖は大切にしているのかなって思います。
そしてそれは決して自分のだけではなく、
自分じゃない誰かにとっての愛も、大切にできる子なのでしょう。
なぜなら、自分が自分にとっての愛を、特別を、大切にしているから。

 「○○さん……隣で……聞いてください……」
 「今は○○さんの耳ではなく、瞳にわたしを届けたい……」

聖はアイドル活動を続けるにつれて、歌を届けたい対象が具体的になってきます。
それは望月聖にとって愛する人・幸せをもたらす人ができた、
届けたい相手の姿がはっきりと見えるようになったからではないでしょうか。
……もしかしたら人だけではないかもしれませんけどね。



さて、聖の出自についてですが、わたしからはノーコメントとさせて頂きます。
正直思うところはあります。これを書きながら「もしや……」と。

ですが、聖がこれだけ純粋で、慈愛に満ちているということは、
その出自がどのようなものであれ、聖自身はそれなり以上に幸せを感じているでしょう。
調べていくうちに、詮索すること自体が聖の場合は無粋なように思えてきて、
すべて妄想・仮説とは言え、明言することを避けたい気持ちが強くなりました。
時が来たら、聖から話してくれるでしょう……なんて、放り投げすぎでしょうか。

 「次は……なにを教えてくれますか? ○○さん……

そう言って見上げた先には、聖に幸せをもたらしてくれる人がいる……幸せだね。
聖の特別、たくさん作っていこうね。






 「ん……はふ……おいしい……」
 「猫舌なんです……ふぅーふぅー」

聖がかわいい肉屋の店先からは以上です。ここまで読んで頂きありがとうございました。