記録所。

ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】闇の力で隠されていた、神崎蘭子の光。


14歳  156 81-57-80  A型  右利き  4/8  熊本



どうもわたしです。
モバマス考察妄想、今回は神崎蘭子
59プロでは古参にして主力の一角であり、ずっと考察妄想したいと思っていたのですが、
チャンスがなかなか巡らず今に至ります。ごめんね遅くなって。
これで59オリジナルメンバーは残り、橘といつきさん。近いうちにやりたいな。

さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日の台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の神崎蘭子観への干渉、およびアイドルを貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。






 「○○プロ……デューサー。あの……私の絵……見た?」

うーん、以前どこかで見たような台詞ですねぇ。
いわゆる熊本弁と揶揄される独特の口調が皆を悩ます神崎蘭子ですが、
その根っこに隠れている本心は、果たしてどのようなものなのでしょうか。
たくさんの言葉がある中で個人的に気になったのは、初期レアの、

 「天空のよ!」(毎日楽しい)

黒い私服に、闇という言葉を好む彼女が、楽しいことを「光」と表現している。
それってつまり、自分は闇に堕ちているけれど、本当は光に包まれたいのではないか、
みんなみたいに、自由に気持ちを伝えたいと思っているのではないでしょうか。

 「○○プロデューサー、仕事に行きたくなる呪いをかけたわ」

でもそれができなくて、闇の力(熊本弁)を使っている、
闇の力で最初からみんなを遠ざけて、自己防衛しているのではないでしょうか。
そしてそんな蘭子の闇に光を差し込ませたのが、Pだったわけです。

 「○○プロデューサー。い、いつもありがとう」

蘭子は何かにつけて「ありがとう」と言います。
これは恐らく、蘭子の闇に光を届けてくれたPへの、精一杯の感謝。
ですが自己表現が苦手な彼女、Pに感謝を伝える方法が、まだよくわかっていません。
そんな彼女にできる、精一杯の感謝や信頼の証が、

 「○○プロ……デューサー。今度……あ、あなたの絵を描かせて……もらえませんか?


蘭子が頑なに見せないスケッチブックに、Pを描きたいという申し出。
彼女は自分を表現するのが苦手な子。スケッチブックの中身を見られるのも嫌。
ということは、彼女がスケッチブックに描いているのは、
普段の蘭子が闇の力で隠している、彼女にとっての理想や、彼女自身の気持ち……
つまり、神崎蘭子にとっての「光」なのではないでしょうか。

そこにPを描くと言うことは、
Pは蘭子にとって、その闇を照らす光であり、「Pと一緒にいられて嬉しい」ということ。
なかなかに遠回りなことですが、これが蘭子にできる精一杯の親愛表現なんです。






 「○○プ……プロヴァンスの風!」
 「○○プ……プロ……プロテイン飲む?」
 「○○プ……プロ……プロレタリア文学!」

などなど、名前を呼ぶことでさえ戸惑いがある彼女です。
ところでここで忘れてはいけないことがひとつ。彼女は14歳です。中2です。


中2で知ってる単語か?


いわゆる中二病という言葉がありますが、これって裏を返せば勉強熱心って事ですよね。
そこまでして、蘭子は自分を守るための力を手に入れたかった。
熊本弁も、黒い服に身を纏うのも、すべては神崎蘭子の光を守るため。

 「蒼の境界を超えん!(海行こう!)」

だとすれば、海で「黒衣」を脱ぎ去ることも、かなり勇気がいることだと思うんです。
蘭子にとってPは信頼できる人。ならば、海で水着になることも、きっと大丈夫……
そんなことを思ったかは知りませんが、彼女は鎧をひとつ脱ぐことができました。

 「私、いつも困らせているかも知れないけど……一緒にいられて嬉しい」

そしてまたひとつ、闇の力で隠していた気持ちを伝えることに成功しました。
そして、ここでの成功をきっかけに、蘭子は新たな封印を解くことになります。






 「我が友よ。契約に応じ、魔力を解き放つときが来たのだ」
 「○○プロデューサーなら、お、お願い聞いてくれるかなって」

蘭子は自分が信じたPを信じて、勇気を出してお願いするんです。
今まで誰にも見せられなかったスケッチブックを見せて。
スケッチブックに描かれるものは神崎蘭子の「光」だと先述しましたが、
せっかく「光」を描いても、スケッチブックを閉じてしまえば闇の中なのです。

それを今回、蘭子は解き放った。
これは今までの蘭子にはできなかったこと。Pを信頼したからこそできること。
そのくらい、少なくともPに対しては、蘭子は心を開けるようになったのです。
そしてその願いは叶います。

 「いつも私の夢を叶えてくれてありがとう……」
 「いつか、私の力であなたの夢を叶えてみせるから……!」

蘭子の闇に光を差してくれたPは、蘭子にとってかけがえのない存在になりました。
差し込んだ光によって、蘭子は少しずつ、たくさんのことができるようになりました。
そこで蘭子、今度はPに恩返しをすると宣言するわけです。
そして、その恩返しはすぐに叶うことになります。






 「私、○○プロデューサーの夢を叶えてあげたかったの!」

【シンデレラガール】神崎蘭子

暗闇に閉じこもっていた堕天使は、Pからの光を頼りに羽ばたき、
そしてシンデレラガールズにおいて最も光が当たる場所へ降り立つことになりました。
蘭子にとっても、Pにとっても、これ以上の恩返しもないでしょう。

 「ガラスの靴をくれた貴方へ、あ、あなたへ……あの……ありがとう!」
 「魂の輝く色を見せるわ!」(今とってもアイドル楽しい!)


かくして、堕天使を包んでいる闇に、一筋の光の穴を開けることができました。
Pが光を照らした結果、蘭子の中の光を、Pに届けることができました。

 「本当の姿は、貴方だけが知っていて……!」

アニバーサリーで蘭子はそんなことを言いますが、まだハッピーエンドではありません。
このままでは、蘭子の闇を貫ける人にしか、蘭子の光が見えないことになります。
誰にでも蘭子の光を見せられるよう、闇の呪いを晴らし、鎧は脱がなければなりません。






 「みなの前で、鎧である服を脱ぎ、失われた翼を晒すことになるとは……」

ということで、脱ぎました。Pのいない場所で、P以外の誰かの前で。
ここで重要なのは蘭子自ら「鎧である服」という表現をしている点
蘭子にとって黒衣、つまり闇の力はとても強力ではあるけれど、
強力すぎて操ることが難しい、言わば「呪い」のようなものである、と言っているのです。
それを脱ぐという行為は、蘭子にとってかなり大変なものだったことでしょう。

 「かっ、かな子ちゃん、裸の付き合いは……はっ、恥ずかしいよー」
 「温泉って、みんなと来てもいいところだったんだね。知らなかったー」

かくして蘭子は、闇を少しだけ取り払うことに成功します。
Pだけじゃなく、いろんな子の前でも、
今まで闇の力で隠してきた神崎蘭子の素顔を、見せていくようになります。
ですがこうして、Pのいないところで闇の力を徐々に解いていけるのも、
Pの存在があったからに他なりません。






 「私を……解き放ってくれませんか」(想い、伝わるかな……)

みんなに蘭子の光が見えるように、蘭子自身が呪いから解放されなければならない。
蘭子に掛かった闇の呪いを完全に解くためにはPの協力が不可欠です。
そのために、Pの側に居続けることを強く強く望むようになります。
そこに舞い降りた仕事は、ウエディング、そして新年の故郷凱旋。

 「私一人では紡げなかった物語、貴方となら紡いでいける!だから……ありがとう!」
 「指輪はなくとも、この指は貴方の温もりを覚えているから」

 「今年もよろしくお願いしますっ。今年だけじゃなくて、来年も、その先も、ずっと!」
 「(プロデューサーと、ずっと一緒にいられますように)」

ウエディングで誓いを交わして、そして里帰り。
順序が逆のような気がしないでもないですが、
なんにせよ蘭子のPへの信頼がより強くなっている様子が窺えます。

 「いざ、煉獄へ招待しよう(地元に寄ってきます?)」
 「煉獄魔峰(阿蘇山!)」「暗黒魔城(熊本城!)」


と、地元巡りを楽しそうにしていますが、以前の蘭子だったらどうだったでしょうか。
先述の通り、蘭子に友達がほとんどいないとしたら、
以前の蘭子がここまで「Pに故郷を紹介しよう!」という気持ちになったでしょうか。
「認めてもらえるまでは実家に帰らない!」的な想いを抱える子はたくさんいますが、
蘭子の場合も同じで、気持ちに変化があったからこその故郷凱旋だとわたしは思います。

 「あ、あの……迷子にならないよう……手……つないでくれません……か?」

かわいい。






 「その手に光を!」

そしてついに、蘭子は闇の魔王を倒す側に回ることになります。
恐らく、ずっと蘭子が辿り着きたかったであろう場所。
堕天使が闇の呪いから解放され、光を纏うこのときをずっと待っていたんだと思います。
蘭子の呪いが解けつつあることは台詞からも見て取ることができて、

 「貴方の眼は、私の魂をすべて見透かして……」

と、いつもの熊本弁で話し出したかと思えば、

 「…性格とか好みとか、カンペキに知られちゃってるの、恥ずかしいけど…嬉しい…な」

途中から、熊本弁を解いて話します。
カードを追っていくとわかりますが、少しずつ、素の言葉で話す量が増えていくんです。
恐らくPはもう熊本弁をマスターしていて、熊本弁でもある程度通じると思いますが、
蘭子は、Pに言葉を解読してもらう事そのものをなくそうとしています。
解読してもらわなければならないのなら、蘭子はまだ呪われてるって事ですから。

 「魔王よ、覚悟っ!……いつもと逆!」

蘭子は、Pに呪いを解いてもらえるようになったことに喜んでいた頃から一歩前進して、
蘭子自身がその呪いを解こうとしているのです。
そんな気持ちが言葉の端々に表れているんだと思います。

 「その禁書は、と、閉じて!(撮影用に考えた技名ノート見ちゃダメ!)」

かつて蘭子が放っていた光は誰かに汚され、
ショックを受けた蘭子は、自らの意思で闇の力を手にしました。
ですがその闇の力は、少女が扱うには強すぎて、いつの間にか蘭子を翻弄していました。
そこに現れたPが、蘭子の闇の中に光を見出した。そして一緒に呪いを解いていくのです。
そして呪いを完全に解いて、闇の力を蘭子の意思で使えるようになったとき
我々は神崎蘭子の真の姿を見ることになるでしょう。

 「『導きの賢者よ。其方との巡り会いに、心から感謝しよう』」

劇中の台詞かもしれませんが、きっと神崎蘭子の本心でもあると思います。
蘭子が呪いを完全に解いたとき、どんな表情をしているんでしょうね。



……今回の考察妄想は以上です。ありがとうございました。
闇に飲まれ……光に包まれよ……!