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ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】岡崎泰葉が求められたもの、求めたかったもの。


16歳  153 79-55-80  A型  左利き  7/16  長崎



どうもわたしです。
最近また再熱していますモバマス考察妄想、今回は岡崎先輩です。
昨年の「俺達の少女A」を境にして、ずーっと気にはなっていたアイドルでしたが、
今回気分がノッてきたので考察妄想します。

さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の岡崎泰葉観への干渉・アイドルおよび言及先を貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。






 「大丈夫、一人で出来ますから」
 「今更私が○○プロデューサーに教えてもらう事なんて……?」
 「誰にも負けたくないから……」


出会った頃の彼女は、パートナーとしてとっつけるようなものではありませんでした。
年齢はPが上でも、芸能界においては岡崎先輩。
幼い頃から芸能界にいた彼女にとって、Pの助力は余計なお世話だったのでしょう。
アイドルになっても芸能界は芸能界。あくまでも岡崎泰葉のやり方を通そうとします。
しかしその一方で、

 「その、私に興味をもって欲しいな……」
 「幼い頃からモデルをしていたから……子供っぽくない……のかな」


なんて言ってたりもします。
子供っぽい・大人っぽくない を気にするアイドルはたくさんいますが、
彼女は子供っぽくないことを気にしている。
そんな岡崎さんの趣味は「ドールハウス作り」という、子供っぽいものです。
そもそも絶対の自信を持つ彼女が、自分のことを気にしてくれと言うのは何故か。

 「アイドルにならなかったら、私は普通の女の子だったのかな……?」

察するに、岡崎さんは自分を、
「泰葉ちゃん」という普通の女の子に見て欲しかったのではないでしょうか。
幼い頃から芸能界にいたせいで、「子役」というイメージが先に立ってしまい、
彼女をひとりの女の子として扱ってくれる人がほとんどいなかったのではないでしょうか。
仕事中は「プロ」ですし、学校では「芸能人」という目で見られる。
もしかしたら両親だって「芸能人なんだから~~」と育ててきた可能性があります。

 「細かい作業とか好きで……ドールのインテリアとか作ってると楽しいの」

趣味のドールハウス作りは、一人でやる趣味でしょう。
人前で子供になれる瞬間が岡崎さんに無かったとしたら、
この趣味が、彼女を子供でいさせてくれる唯一の場所だった可能性があります。
本当は子供でいたいと思っていた……完全にわたしの憶測ではありますが、
仮にこれが本当だったとしても、岡崎泰葉はそれを直接表に出すことはできませんでした。





 「学業がおろそかなアイドルなんて……いやじゃないですか」

仕事では完璧を求められ、日常では恥ずかしいところを見せられない。
大人達に囲まれて育って、疑うこと知る前に刷り込まれたプロ意識が、
彼女自身の「常に完璧でなければならない」という常識になってしまった。
だからプロとして感情を「作る」ことはできても、
素の感情をさらけ出すことができなくなったのではないでしょうか。

 「○○さん、大切なのは、自分が楽しむこと……?」

そんな岡崎さんに、子供のようにはしゃげる場所がなかった。
初期カードから「楽しい」とよく言う彼女ですが、
その楽しいという事すらも無意識のうちに押さえ込んでしまっていたのかもしれません。
アイドル活動を始めてからは少しずつ取り払われてきたようですが、

 「○○さんの前では……笑っていても、いいですか?

こんな確認をわざわざ取るあたり、やはりどこかで押さえ込んでいたんだと思います。
絶対に負けない、完璧であることももちろん大切な事ではありますが、
それと「楽しんではいけない」はイコールではない。

そこに気付いて、アイドル活動で実践してみた結果、
自分がどういうときに「楽しい」気持ちになっているのかが理解できると同時に、
楽しんでいる自分を認めることが出来たのではないでしょうか。
もちろんライブは完璧にしなくちゃいけませんが、それと楽しいってことは別なんだと。

 「○○さん……私、アイドルになれて……よかったなって……!」

よかったね。






 「ふぁ……ねむ……(中略)……あっ!○○さん、いつから……み、見ました?」

自分の素を出しても大丈夫。
そんな安心感を得た岡崎さん、Pの前でどんどん素を出していくようになります。
甘えている、と言い換えた方がいいでしょうか。
仕事中、Pの意見も聞くようになるのも安心感の表れでしょう。

 「○○さんも一緒に目を閉じてくれたら、眠ってもいいんですよね。ふふっ」
 「眠くなるおまじないです。ほらっ」
 「ふわふわもこもこの可愛い衣装ですね」


かわいい。かわいい。
Pの前で甘えることができるようになったことは、
彼女の精神面にもかなりいい影響を与えているようです。
新春アイチャレでは、バラエティ慣れしている首藤葵に自ら学びに行くなど、
仕事に対する時の表情にも変化が生まれてきています。が……

 「葵さんの意見、すごく参考になります。負けてられませんね……」
 「悠貴さんに、先輩としてしっかりしたところを見せないと……!」


見てくださいこのライバル心メラメラな台詞。
勉強熱心なところも含めて、どうやら負けず嫌いなところは素のようです。
ですが隠し芸が成功した後には、

 「私一人の力ではなく、○○さんやみんなのおかげです」
 「私もみんなも楽しく笑いあえる……こんなお正月もいいですね」

と、色んなお仕事やできごとを「みんなと」過ごせている様子がわかります。
アイドルとしてはライバルでも、同じ場を共有する友達・仲間がたくさんいることを、
楽しめるようになっているのかもしれません。






 「新体操って、ずっと憧れだったんです」

それからの岡崎さんは、どんどん自分がやりたかったことをやっていきます。
新しいアイドルの形に挑戦したり、今まで手に入らなかった思い出を手に入れたり。
いわゆる普通の生活をほとんどできなかった岡崎さんですから、
やりたいこと、やりたかったことはたくさんあるようです。

 「運動会の思い出……○○さんのおかげで、作れました
 「人を応援するのって、こんなに楽しかったんですね。
   ○○プロデューサーはいつも新しいことを教えてくれて……ズルいです」

どんどん童心に返っていく岡崎さん。
ですが、それらは彼女にとっては新しいことなんですよね。
一般人が「アイドルすげーなー芸能人いいなー」って言ってるのと同じように、
岡崎さんは「運動会ってこんなに楽しかったんだ、いいなー」って思ってるんです。

 「私……実は……普通に楽しんでるだけですけど……いいんですかね」

普通に楽しんでるだけ。
このセリフ、ひょこっとアイドルになった普通の子がよく言うことじゃないかな。
「普通」の子が「特別」を手に入れて楽しくなってるのと同じで、
岡崎さんにとっては「特別」が普通で、「普通」が特別なだっただけだと思うんです。

 「夢って不思議です。ひとつ夢を叶えると、次々に違う夢が生まれてきて……」






 「事務所の友達と一緒にお出掛け……こんな日が来るなんて

例えば、友達と出かけることだってそう。
16歳、高校生。友達と出かけることは嬉しいし楽しいですけど、
そんな物珍しいというほどではないでしょう。

 「今日の服、かわいいですか?○○さん、チェックお願いします♪」
 「期待で、よく眠れませんでした」
 「緊張しないで、泰葉。リラックスだよ」


岡崎さんは子役の頃からずっと有名人で、誰もがうらやむ存在ですけど、
そんな人が、友達とお出掛けできるってだけでウキウキワクワクしてる姿、
想像できる人がどれくらいいるでしょうか。

 「一緒に食べながら、今日のお話、聞いてください♪」

芸能人に限らず「○○(という職業)の人はこうあるべき」みたいに言われますし、
そんな理想像から逸れればメディアに晒されて、大なり小なり人生が狂うことになります。
ですが職業に就くということはプロになるってことだし、
いろんな職業で働いてる人はみんな普通の人間です。
普通の人間ですから、普通にやらかすことだってあるはずです。でも芸能界は許されない。

 「華やかなだけの世界じゃないってわかってる」

という初期Rの岡崎さんの言葉が刺さります。
芸能界で生き抜いていくためには、己を殺すこともひとつの方策なんだと思います。
ですから、上記のカード【ガーリーポッシブ】のひとつ前のカードで、






 「昔の私、間違いじゃなかった……」

こう言えるわけです。
昔のやり方は昔のやり方でいいところも、悪いところもある。今もまた然り。
イメチェン?したって岡崎泰葉は岡崎泰葉なんですよね。

 「昔の私も今の私も、全部ひっくるめてアイドル岡崎泰葉だって!」

人は、子供から大人へと成長していきます。
家から近所へ。近所から学校へ。学校から隣町へ……
徐々に世界を広げていきながら、新しい何かを知って、大人になっていくわけです。

岡崎さんの場合は、まず芸能界という大人の世界に入りました。
そして今、アイドル活動を通じて、どんどん童心に返っています。
無かったはずの「子供の頃の思い出」を新たに経験していってるわけです。

 「○○さん、そこにいてくれますよね?は、離れないで……」

普通と特別。子供と大人。
たまたま順序が逆になっただけなのかなって、わたしは思います。
そうであれば、過去の岡崎泰葉が間違いだったなんてことはないですよね。
当時の彼女だって、できる限りの全力は出していたわけですから。






 「私、知ってます。思いは必ず届きます」

”子役”としてではなく、”子供”としていたかった。
その願いを叶えてくれたのはPでした。
【プラネットスター】で岡崎さんはPを北極星に喩えましたが、
その北極星を頼りに、アイドル活動を通じて思い出を拾い集める旅に出ているのでしょう。

 「せっかくなので一緒に食べませんか、○○さん。幸せは……分け合いたいから」

素敵なPと出会えてよかったね。







……そんな岡崎さんの考察妄想でした。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。