【モバマス考察妄想】氏家むつみが憧れた「冒険」の正体。
13歳 152 78-57-80 AB型 右利き 7/13 栃木
どうもわたしです。
モバマス考察妄想、今回は氏家むつみ。
ありがたいことにむつみPのフォロワーさんもいらっしゃいますし、
自担との接点も多く、また同郷と言うこともあって、ずっと気にはなっていました。
さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の氏家むつみ観への干渉・アイドルおよび言及先を貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。
「なんだか冒険が始まるみたいでワクワクします。あ、なんでもありません……」
初期カードの見かけで騙されますが、ふわっと中身を知った今見返すと、
この子、最初から本性隠れてないですね。
彼女の性格は、誕生日台詞でその一面を垣間見ることが出来ます。
「あの……ありがとうございます。実はお祝いされるのって慣れてなくって……」
と、初めてのお祝いの時は、嬉しさ以上に驚いている様子でした。
そんなオドオドかわいかった誕生日から1年後、
「私、○○さんがどんな風にお祝いしてくれるか楽しみにしてたんです!」
この変わりようです。
一度嬉しいことを経験すると、どんどん突っ走ってしまうのでしょう。
お盆を持ちながら転びかけてるカードがありましたが、
純粋というか調子いいというか、夢見がちと言いますか、
ついつい我を忘れてはしゃいでしまうそそっかしさがるんですよねこの子。
「お仕事ってドキドキして楽しいんですね!」
「平凡な日々でもちょっとのスパイスがあれば冒険になるんだからね!」
今まで抑えていたであろう気持ちが非日常で爆発しているんだとは思いますが、
冒険に対するなみなみならぬ情熱を持っていることが窺えます。
アイドル生活を冒険に喩えて、全力で楽しんでるそのガッツは凄まじいですね。
憧れの冒険衣装を着れて、はしゃいでしまっただけなのかもしれませんが、
おとなしそうな文学少女がずいずい進んでいく姿は痛快ささえ感じます。
「夢はいつか叶えます……!」
「小説よりも夢中になれるもの……見つけました!」
「すみません、こんな素敵な衣装でつい気分が高まってしまって……エヘヘ」
一歩を踏み出した彼女は止まるところを知りません。
今まで夢見ていた世界に、疑似体験とは言えむつみ自身がいるわけですから、
彼女の性格を差し引いても、13歳に興奮するなと言う方が無理な話でしょう。
「カルメンむつみです!」
「私、こんなに大胆になれちゃうなんて……信じられません!」
スペインにまで行くことができて、文字通り夢のようなお仕事をしているむつみ。
ですがこのスペインを境に、むつみは変わっていくようになります。
「小説の世界でお仕事してるみたいです、○○さん」
むつみがここまで純粋にアイドル生活を楽しめているのは、
憧れの衣装を着たり、憧れの外国に連れてってもらったりすることで、
むつみ自身が冒険しているような感覚に興奮しているからだと思います。
自分が夢見た冒険に、Pが連れてってくれる。その事がとても嬉しかったんだと思います。
……ですが、何かが足りません。
「○○さんは、私をなんにでも変身させてくれるんですね」
衣装に興奮して、スペインに興奮して、Pはむつみをどんどん変身させてくれる。
……そう、「させてくれる」なんです。
ここまでのお仕事はすべて、Pに連れてってもらった世界なんです。
冒険小説では、冒険家たちが未知の世界を、自分たちの力を頼りに切り拓いたはず。
であれば、むつみが憧れた冒険家たちのようになるためには、
自分の力で一歩を踏み出す必要があります。
「必ず○○さんを、見たこと無い場所へ連れていきます!」
今度はむつみから一歩を踏み出す番です。
どんなところにも行けるように、必死に体力をつけていく。
その先に冒険が待っているわけですから、むつみもやる気全開です。
「明日立てなくなってもいいんです!今を大事にします!」
「○○さんのお仕事なら、どんな無茶でもこなします!」
ちょっと落ち着けってむつみさん。
……とまあ、いろいろ頑張って舞台に立つわけですが、
ここからの特訓後衣装は、冒険とは少し違う種類のもの。
冒険衣装で夢心地になることが出来た今までとは、同じ戦い方が出来ません。
本人もそれを感じているのでしょう、
「憧れてるだけじゃ……ダメです!」
「未来はどっちかわからなくても、強気に一歩踏み出さなくちゃ!」
と勢いこそあるものの、自分に対して言い聞かせるような言葉をかけるんです。
むつみは冒険したいと常々言っていますが、
こうして今、アイドルとしてステージに立つことも、むつみにとって冒険のはず。
だから、怖がりながらも一歩を踏み出す。
「地方から出てきた美由紀さんの勇気、今日は分けてください!」
続くひな祭りのカードでは、柳瀬美由紀から力を分けてもらってます。
冒険というものは、ひとりでするものではありません。
心細いときは、仲間の力を借りればいいんです。
そうして内心怖がりながらも確実に一歩を踏み出してきた氏家むつみが、
次のカードで、ある意味で壮大な冒険をしてきたであろう人物と出会います。
「曇りなき 心の月を 先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く」
伊達政宗、辞世の句。
先の見えない闇の中を、己の心の中にある曇りのない月で照らして進む。
戦国大名という、一見冒険とは縁遠いように見える立場ですが、
明日すべてが終わってしまうかもしれない恐怖の中を、己を信じて進むという姿勢は、
氏家むつみが憧れていた「冒険」そのものなんです。
「できなかった演技に、挑戦です」
大きな夢を抱きながら、今まで一歩を踏み出すのが怖かったむつみ。
だから、世界中を探検できる小説の中の冒険家達に自分を重ねていた。
その冒険家達が持っていたものの中でむつみに足りなかったもの。
それこそが、
「正体不明の敵を恐れない勇気! 大切なことを政宗から教わりました、○○さん」
衣装や武器、知識、憧れ……そういったものをどれだけ持っていたとしても、
一歩を踏み出す勇気が無ければ、冒険は始まらないんです。
それをむつみは、冒険とは一見縁遠いように見える伊達政宗から教わった。
冒険には勇気が必要。一歩を踏み出すためには勇気が必要だと。
そして先程の台詞は、こう続きます。
「○○さん。ずっと忘れずに、アイドルしていきます!」
むつみは今まで、冒険小説の主人公……冒険家に憧れ続けてきました。
ですがむつみが憧れていたのは、世界を飛び回るストーリーそのものだけではなく、
見知らぬ世界に勇気を持って踏み出していく「心の強さ」だったのではないでしょうか。
これこそが、むつみが憧れた冒険の正体だとわたしは思います。
勇気を出して一歩を踏み出すことが冒険であるのならば、
アイドル氏家むつみもまた、彼女が憧れ続けてきた冒険家のひとりのはず。
……そう。むつみはいつの間にか、むつみが憧れた存在になっていたんです。
「おとなしかった頃の私は、ただ怖がっていただけ……
そこから一歩を踏み出す勇気をくれたのは、もちろん○○さん、アナタです!」
いつの間にか、憧れた存在になっていた氏家むつみ。
そこに気付けたことは、彼女を大いに心強くしてくれました。
「ここから私の快進撃です!」
「ずっと憧れていた大冒険の世界……今、ステージの上にあります!」
勇気を出して前に進むこと。それが氏家むつみが憧れていた冒険の本質ならば、
むつみがアイドルをしていることそのものも冒険です。
夢見ていた景色とはだいぶ違うと思いますが、
冒険をしているという行動そのものが、彼女にとっては一番大切なんです。
「本で冒険に憧れた日々は……きっと、アイドルになる準備だったんです」
冒険に憧れていた少女はアイドルになって、冒険を夢見てきました。
ですが気がつけば、冒険を夢見た少女自身が冒険者になっていました。
冒険に突き進む彼女を見て、冒険に憧れる人たちは何を思うでしょうか。
「これ全部、私へのファンレター!? あのっ、私、私……!」
氏家むつみが憧れた存在に、今の氏家むつみはなっています。
ということは、もう氏家むつみは、誰かが憧れる存在なんです。
「ひ、開くのドキドキしますね……!これまでに読んだ、どの小説より……!」
そりゃそうでしょう。
そのファンレターに綴られた物語の主人公は、氏家むつみなんですからね。
自分が主人公の冒険物語を読むなんて、ドキドキしないわけがありません。
褒められたことがあまりないと語っていた彼女のことです、
自分が勇気を出して頑張っていたことが、誰かに勇気を与えていた。
そのことが嬉しくて、また彼女の勇気になるわけですね。
「私、しっかりアイドルやれてるみたい……! もちろん、これからも!」
さて、次はどんな冒険を見せてくれるのでしょうか。
氏家むつみの羅針盤がどこを示していくのか、とても楽しみです。
「どんがらがっしゃーん?」
本日の考察妄想は以上です。ありがとうございました。