【モバマス考察妄想】森久保乃々は机の下で泣き、森へ帰らない。
14歳 149 73-55-76 AB型 左利き 8/27 神奈川
どうもわたしです。
モバマス考察妄想、今回は森久保乃々。
以前ツイッターで「アイドルを太陽or月に分類する」という遊びをした際に、
担当外(※当時)の太陽枠として、真っ先に森久保乃々が浮かびました。
長いことピンと来ずに過ごしていましたが、一度光を見つけてしまえば早いもんです。
さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の森久保乃々観への干渉・アイドルおよび言及先を貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。
「親戚に誘われて……アイドルな一回だけって話だったんですけど……」
というわけでもりくぼです。机の下の恋人。
一回だけだからとアイドル稼業をやらされた挙句Pに捕まり、
あれやこれやと逃げる口実を立てては逃げ出そうとするわけですが、
逃げ切りたいとか、ずっと引きこもることを望んでいるかと言えばそれは否。
「こんな私なのに……見捨てずにいるなんて……変わった人ですね」
森久保は温かい場所を求めています。
彼女の趣味は「ポエムを書くこと」「少女漫画」。
少女漫画のような世界に夢を見ているんです。憧れは抱いています。
ですがその想いは、彼女の自信のなさから、
ポエム帳という陽の目を見ない場所に書き綴ることしかできなかったのでしょう。
「○○プロデューサーさん、あの……色々と……その……ありがとう……あう」
そこに差した光がアイドル活動だったわけです。
一人では怖い世界でしたが、Pに引っ張られて光の下に飛び出します。
ですがずっと暗闇にいたであろう彼女にとって、そこは少し眩しすぎました。
「んぐぐぐぐ……いーやーあー」
「これだけ涙で訴えてもダメですか……○○プロデューサーさんはきちくです」
初SRのソロライブ。もりくぼはここでPに激しく当たることになります。
嫌だ嫌だと言い張りますが、その内にある気持ちは怖いだったでしょう。
それが証拠に、Pのことはわりとボロクソ言う彼女ですが、
アイドルそのものを悪く言う描写が(わたしが見た限りでは)ありません。
「ソロライブとか命の灯が消えます……」
アイドルをする事自体は嫌じゃない森久保が、ここまで頑なに抵抗する理由はひとつ。
ここで失敗して、Pから見捨てられることが怖いから。
彼女にとってアイドルは、不釣り合いな存在です。自分がやっていいものじゃない。
でも目の前にいるPはそんな恐がりな森久保を見捨てません。ですが、
「○○プロデューサーさんの机の下で、お仕事します……」
森久保は、森久保を見捨てないPから見捨てられることを恐れています。
自分にできないことをやって、失敗して、そうしてPから見捨てられる……
それを恐れているんです。
だから彼女の逃げ場所は常にPの近くの目立たないところ。
だから机の下だと思うんです。彼女にとって最も安心する場所であり、最も怖くなる場所。
普通人間は、好きな物には近づこうと、嫌なものからは離れようとします。
森久保が離れないどころか至近距離にいたと言うことは、そういうことです。
これが森久保乃々にできる最大限の意思表示。
だいたいの人は、ここで森久保のことを諦めていたことでしょう。
ですがPは、森久保の不器用で精一杯な気持ちを汲んでくれました。
「○○プロデューサーさんは世話焼きです……よくやります……」
「○○プロデューサーさんはいじわるです。でもにくめないので……ずるい……」
ソロライブを乗り越えた次のカード【ハロウィンナイト】での台詞です。
Pの本心はさておき、森久保はPに多大な迷惑をかけていると思っていて、
それでも折れないPをきっと不思議に思いつつ、感謝しているのでしょう。
「もう帰っていいですよね。森に帰るのです。……え、ダメですか」
そしてこのカードで初めて「森」というフレーズが登場します。
森久保はこれ以降、ことあるごとに森へ帰ろうとします。
なぜ森なのか? という問いは後ほど。
「薄っぺらな私ですけど、チョコくらい厚く……。ぺったんぺったん……」
「あの……チョコお渡しの係員ですけど……。ウソです、私が作りました」
「私には……甘くないですけど……」
ところで森久保、さりげなく語彙力が豊富なんですよね。
こういったささやかなユーモアが森久保の人気の秘密だったりするのでしょうか。
「チョコお渡しの~」なんて現場で言われたらキュンときちゃいますよw
「確かに森は好きです。でも猟師なんて無理なんですけど……」
打てば響くわけですから、そんなもんかわいがりたくもなるってもんです。
きっと頭の回転が速いのでしょう。
頭の回転が速いから、先を見通せてしまって、不安が大きくなってしまうのでしょう。
ですが森久保はひとりじゃありません。だから頑張れます。
「○○プロデューサーさんは鬼です…
だって応援されたら…もりくぼ、逃げ出せないですし…そのやさしさ、罪ですから」
森久保が恐れているのは徹頭徹尾「Pから見捨てられること」。
これだけ目を掛けてくれる大切な人です。
森久保乃々にとって最も安心する場所であり、怖くなる場所でもある。
なかなか面と向かって感謝はできませんが、こうして恐怖と闘いながらついていくんです。
「確かにトレーニングをお願いしたのは私ですけど、こんなはずでは……」
そして森久保が恐怖と闘っていることをPもわかっていますから、
どこまでも森久保を信頼して、見捨てないんだと思います。
……もうここまで来たら、見捨てるもクソもないでしょうけどね。
「衣装は赤、顔は真っ青です……」
でも余裕あるように見えるんだよなぁ。そういうとこだぞ森久保。
「よ、嫁くぼとか……逃げますけど……」
「結婚は責任重大、ですよ……○○プロデューサーさん」
「あの、考え直してもいいんですよ……考え直しましょう……冷静に……」
そしていよいよ結婚の時を迎えます。いやぁ~早かったなぁ!(違います)
それはそうと、この反応ほんとかわいいですね。
このカード、森久保のこれまでの動き方を総合して見てみると結構面白くて、
「(Pから返事を求められて)聞いて後悔してください……い、いいましたけど」
「○○プロデューサーさんも一緒に逃げますか……一緒に……遠くまで」
いやぁーかわいいなぁ森久保さん(ニヤニヤ
そしてこのカードは以前の森久保とは違い、わりと気持ちを正直にこぼしています。
「だって後悔させるのは嫌ですし……でもお別れするのは、もっといやぁ……うぅ」
「大切な居場所ができても……逃げ場がなくなるのは……ダメぇ……」
「嫌じゃなくて……怖いんですけど……」
「もし結婚したら、夫婦ふたり、世界の果てでじっとするのが夢……」
ポエム帳を見せられるようになった森久保にとって、
Pに隠すような気持ちはほとんどないのかもしれませんね。
森久保は、Pがずっとずっとずーっと見捨てないで側にいてくれたから、
どんな怖いことにも立ち向かえました。そしてここまで来れました。
自分を信じてくれて、ずっと見捨てないでくれたPを手放せないと思いますが、
もしPから本当の意味でプロポーズがあったとしたら、
この子、どうするんでしょうね。それはそれは怖くなって、泣いてしまう気がします。
「最後の1個、見つけました……。隠れてたのに、ごめんね」
やさしいんです。
Pは森久保に、森久保のままでいいんだって教えてくれたんだと思います。
一生懸命生きている限り、どんな森久保も森久保だって。
そこに良い悪いはないんだって。
それがあったからなのか、元からなのかはわかりませんが、
森久保はとってもやさしさに満ちあふれています。
そしてこのやさしさが、先の「森」の話にも繋がっていると思っています。というのも、
お気づきでしょうか。
彼女にとって「森」は、常に木漏れ日であふれています。
森と言ってもいろんな森があって、ホラーのような暗鬱とした森もありますが、
彼女の森は常に陽光が差しているんです。葉っぱに少し遮られて和らいだ陽光が。
太陽の光まっすぐではまだ眩しい。けど、太陽の光がいらないわけじゃないんです。
「人のいない……静かな森のお茶会……。
そうです、○○プロデューサーさん。もりくぼのお仕事は、こういうのだと……」
森久保乃々にとって「森に帰る」とはつまり、心安らぐ場所に帰ると言うこと。
彼女にとって、心が安らぐ場所というのは、どこなのでしょうか。
「お茶にタルト、森の木もれ日……もりくぼの好きなモノ、たくさん……」
それは、森久保が求めるやさしさにあふれた世界。
森久保の大好きなものに囲まれた、夢のような場所。
ポエム帳に綴られているかもしれないような、森久保が大好きな絵本の中のような、
辛くなったときに森久保が逃げ込める場所。
悪い言い方をすれば、森久保の現実逃避の場所だと思います。
「○○プロデューサーさんが一緒だと、小鳥たちも喜んでます……もりくぼも」
恐らくですが机の下は「森」ではないと思います。なぜなら現実に行くことができるから。
森久保にとって森とは、桃源郷でありつつ、でも本当にそこには行けないような場所。
アイマスシリーズの我々ファンにとっての事務所であったり、
アイドルたちに直接手が届く場所のことなのではないのでしょうか。
「ふたりで森に閉じこもりましょう……ひとりでは……心細いですし」
森久保は「森に帰る」と言ったことはあっても、実際に森に帰ったことはありません。
それは、帰りたくても帰れない場所だからだとわたしは思います。
机の下のような物理的に行ける場所なら、すぐ飛んでいくでしょうからね。
「今日は……帰りたくない、かも……」
そして今回お仕事で作った擬似的な「森」にPを招き入れたことは、
森久保にとってPがどのようなものかを象徴している気がします。
各々方がアイマスのアイドルたちに対して思うところは様々だとは思いますが、
「そこにあることで幸せを感じられるもの、ただし絶対に手に入れられないもの」
という意味ではわりと一致していると思います。が
森久保にとってのPは、つまりそういうことではないかと私は思っています。
「○○プロデューサーさんがいない所に逃げるのは、もっと怖いので……」
いろいろな困難を乗り越えたとはいえ、まだまだ怖いものは怖いみたいです。
森久保は初期Rで「ありがとう」と直接言って以来、
Pに対してはありがとうと言っていません。(※持ってきた仕事に対してならありますが)
今はまだ心の余裕がないのかもしれませんが……いつか、言える日が来るのでしょうか。
そしてそれは、どのような場面になるのでしょうね。
「おかわり、しますか……もう3杯目?4杯目?まぁまぁ、もう1杯ぃ……」
何杯目かわからないお茶を頂きつつ、今回の考察妄想を終わりにしたいと思います。
いつになく長くなりましたが、ここまで読んで頂いた皆様、ありがとうございました。