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ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】道明寺歌鈴のドジに隠されたアイドルの素質。


17歳  155 80-55-83  A型  右利き  1/1  奈良



どうもわたしです。
モバマス考察妄想、今回は道明寺歌鈴
好きなほうではあって、けどよくわかっていなくて、気になるけど近づく機会がない。
Pの生態の謎さ?も相まって、わたしにとって道明寺歌鈴はまさにそういう子でした。
センバツで言うところの補欠一位校から、ようやく舞台に上がります。

さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の道明寺歌鈴観への干渉・アイドルおよび言及先を貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。



 斉藤洋子ではありません。……似てない?



道明寺歌鈴といえば「ドジ」のイメージが強いことと思います。
ですが、わたしが考察妄想をするにあたってセリフを書き起こして、
ざっと眺めてみた感想は「あ、こいつバカだな☆」でした。

具体的には藤忍堀裕子に近いものを感じて、とても大物の予感がしてなりません。
道明寺歌鈴の頭の中がどうなっているのか、ちょっと掘ってみたいと思います。



 「わ、わたしがアイドルですかっ!?ややっ無理ですよそんなのぜーったい無理です!」
 「わたしなんてドジでノロマで可愛くなくて……」

初期Rで、実家の神社で突然スカウトされるところから始まる彼女です。
こんなの誰だって動揺しますよね。
そしていざ活動を始めてみれば道には迷う、人違いはする……といいとこなし。
ですがそんなドタドタと同じカード、しかも特訓前でこんなことを言います。

 「○○さんとだったらアイドルになれますよね……いえ、なりますねっ!

いや、早くねーっすか?
アイドルになりたくてなった子ならこのスピードで決意表明するのはアリだと思いますが、
奈良の神社から突然都会へワープして、アイドルになって右往左往してた子が、
「なります」って宣言するの俊足だと思うんです。なりたいじゃなくてなりますですよ。
道明寺は台詞の端々に、頭がすっ飛んでる様子が結構窺えて、

 「その、ずっと、かっ、歌鈴のそばに……は、はうぅ~っ!」

と、一緒にいて欲しいとはなかなか言えないのに、

 「こ、今度○○さんのお部屋もお掃除しに行きますよ?」

これはスッと言えるんですよね。初期カードなんですけどね……
なかなか距離感が捉えられないというか、不思議な子です。

 (私だって、イロイロ成長したはず……)

フムフムなるほど……



 


 「い、いつまで見てるんですかっ!」

おっと失礼。
道明寺ってなんというか、慌ててるようなカードが多いですが、
全体的に眺めていると、とても堂々としているように見えます。
新春コレクションで、

 「お正月は大忙しなんです!ドジしてるヒマはないんです!

と言いますが、この子もしかして本番に強いタイプだったりするんでしょうか。
どうしようって悩む事は余裕のある証拠だって誰かが言っていましたが、
道明寺も、考える余裕が奪われるくらいに必死になる瞬間は、
案外ミスをしないのかなーなんて思ったり。

 「ステージの上ではドジしないっ……!」
 「う、歌っている時は噛まないんですけど……」

ことあるごとに緊張している彼女ですが、始まってしまえば堂々といけるのかな。
実家が神社ですし、神事で大人数がいる舞台は慣れっこでしょう。
神事という性格上、大怪我は許されない緊張感も身に染みているかもしれません。
ここ一番の集中力が高いってそれめっちゃ格好いいやつですよ道明寺。



 


 「はうぅ……じーっと見られると……」

おっと失礼。いいくびれだ。
とはいえ一度緊張感から解き放たれてしまえば、頭の抜けた女の子でしかありません。
改めて台詞を掘っていくと出るわ出るわ迷言珍言の数々……

 「○○さんも泳ぎますよね?泳いでくれますよね!?
 「黙ってればイケるよっ、うん……!」
 「オトナの歌鈴を見て!あ、そういう意味じゃ!」


海にやってきて明らかにテンションが上がっている図。
わりとすんなり水着になるあたり、自分の身体が武器であることも理解していますよね。
当初自信の無い子だと思っていましたが、わりと自信を感じさせるポイントは多く、
もっと言えば、こいつさてはおだてられると調子に乗るタイプですね……?

 「一筆入魂しました!だから今年はきっと大丈夫だと……いいなぁ
 「(絵馬に)○○さんのお願いごとも、一緒に書いちゃいますか?
 「○○さんっ!き、着物姿の私ですよ!特別ですよ!
 「今年の書き初めは『脱・ドジっ子』ですよ!」


新春のお仕事での図、ならびに誕生日をお祝いしたときの図。
なんというか道明寺って、いいこと言ってるのに最後すっ転ぶことが多いですよね。
書き初めで「脱ドジっ子」ってふつうの頭じゃ出てこないですよ。
言いたいことは分かるんですけどね、わたしはそういうトコだと思うんだ道明寺……

 「私、人気者です!ファンのみなさんだけじゃなく鹿さんにも愛されて……」
 「そ、草食系のファンの方に囲まれていますっ。あ、ツノが、いたたた……」
 「奈良はいいですね。実家あるし
 「柿食えば……おいしい……」


実家のある奈良で撮影したときの図。
撮影中?に鹿に囲まれながらも謎の語彙力を発揮するかと思えば、
鹿地獄から脱出して緊張から解放されたら突然コメントがすっ転ぶ、この緩急の差。
おいしい……とかもはや個人の感想でしかありません。鐘を鳴らせよ道明寺。

 「はわっ、槍!? 誰かを突いたこととかないですけど、やってみますっ」
 「柿とか取れそうですね。あとボール」
 「投げますかっ?投げませんね……」
 「たっ、助かりますっ!○○さんが投げ槍にならないでっ
 「○○さん!タヌキ!タヌキを追い払う感じでやってみますっ」

ツアーで槍使いの役が回ってきたときの図。もう説明投げていいですかねw
ほんっとに道明寺の頭の中がどうなってるのかが気になって仕方ありません。
全体的に言いたいことは分かるんです。よく見れば、あーなるほどってなるんです。
ただただどうしてその言葉のチョイスになるのか……

……ここまでで、わたしが彼女をバカではないかと言う理由が分かって頂けるでしょうか。
道明寺は自身がドジである自覚は多分に持っているようですが、
自身がバカである自覚を持っているようには見えません。



 


 「100回ドジすれば、1回くらいはすごくうまくできますよ!多分!

この台詞が象徴しているような気がします。せっかくいいこと言ってるのになぁ……w
なんというか、すっごく調子に乗るんですよねきっと。
そりゃー初期カードの時点で「アイドルになります!」なんて宣言するわけですよ。
言葉は悪いかも知れませんが、道明寺の「ドジ」って、

 1.道明寺がバカに調子に乗って、ドジをやらかします。
 2.周囲の目にドジったところの記憶が残ります。
 3.そしてドジっ子と周囲から言われるようになります。本人はとても気になります。
 4.確かにドジはやらかすので、道明寺はドジであると自覚しました。

……実はこんなとこだったりするのでしょうか。
わたしは、道明寺歌鈴の本質はドジではなくバカにあると思います。
そしてバカであるということが、道明寺歌鈴の最大最強の武器だと思います。
突然アイドルにスカウトされて、ドジだノロマだと言って動揺してた同じカードで、

 「アイドルになれますよね……いえ、なりますねっ!

なんて、「なる」っていきなり宣言。
周囲の人が見たら、スカウトされたくらいで大口叩きやがって……と思うでしょう。
ところが3枚目のカード(初SR)で、

 「わたし、○○さんに宣言した通り…歌鈴は、アイドルになりました」

と、本当にその通りにしちゃいました。
予告ホームランして本当にホームラン打ちやがったんですよ道明寺は。
賢い人ではなかなかこうはいきません。
なぜなら賢い人は先が見通せるから、余計な結末まで見えてしまうんです。

 「やった…!ランウェイの端っこまで、転ばずに歩けました!」
 「できるまでやればいい。教えてくれたの、○○さんです」


「バカ」は得てして悪い意味で使われます。
バカである、ということは賢くない、何も考えていないと言うこと。
ですが、何も考えていないということは、悪いことも考えないんです。
賢い人が悩んで止まっちゃうようなときでも、バカは走り続けられる。
これは長所と言っていいでしょう。

 「早起きは得意です。神社の子だし」

色々やらかすしそのたびに凹むけど、引きずらないし変に卑屈にならない。
仮にやらかしても道明寺は「私はドジ」という強い自覚があるので、
失敗したことはすべてドジで片付けることができますし、他人に甘えることもできます。

 「ドジな私には、○○さんみたいな人が必要なんです……」

賢い人なら原因をあれこれ探って歩みが止まってしまうところですが、
道明寺は切り替えて先に進むことができます。
確かに初期はバタつくし自己評価も低いですが、それはアイドルが不慣れな仕事ゆえ。

 「今年もよろしゅく!(噛んだ……)」

無自覚バカで、すぐ調子に乗って……とだけ書き出すとなかなかですが、
そこに大きな目標と走る道を用意してあげれば、その性質がジェット燃料になる。
輝けなくなったら終わりのアイドル業界で最も重要な素質を、彼女は持っているんです。
こんな逸材見つけた(ゲーム中の)Pほんとすげーな!






 「○○さんっ!き、着物姿の私ですよ!特別ですよ!」

そして、着物姿が貴重なのは事実なんですよね。
望月聖の時にも触れましたが、誕生日が国民的イベントと重なる/接近する子は、
誕生日という、自分が主役になれる数少ない瞬間をひとつ経験できません。
しかも道明寺の場合は実家が神社ですから、誕生日である1月1日は大仕事です。
神社を訪れる大勢の誰かがお正月を祝う姿を、
その神社の社殿の袖、あるいは社務所の片隅で見守ることしかできなかった。

 「神社での挙式をたくさん見てきました」

そう。お正月に限らず、道明寺はいつも祝う側でした。
祝われる側に立った経験は人より少ないし、誰かを祝うことは人一倍多かった子です。
ですからきっと、舞台の真ん中に立ちたいという気持ちはさぞかし強かったことでしょう。
大勢の誰かが、自分一人だけを見てくれる、そういう世界を夢見ていたでしょう。

そこに降って湧いた、アイドルのスカウト。
ドジでノロマな道明寺歌鈴がアイドルに飛びついたのは、
ずっと心の奥底にあった憧れが後押しした結果なのかも知れません。



 


 「あまり見つめられると、その……」

おっと失礼。てかこのPは道明寺を見つめすぎでしょ。……かわいいから仕方ないか!

……話を戻しますが、
誰かが幸せになる姿を見守ることも、道明寺は大好きだと思います。
神社の巫女という脇役として見守るか
アイドルステージで主役として見守るかの違いはありますが、
結局「自分が誰かの幸せの一助になっている」ということには変わりません。

 「元旦にケーキですっ!えへへ」

ずっと自分の誕生日は祝ってもらえなかったけど、
実家の神社で長年見てきた大勢の笑顔が、道明寺には素敵に映ったのかもしれません。
憧れや羨ましい気持ちが人を曲げてしまうこともありますが、
憧れというものは、どこかで見つけて初めて生まれるものです。



 


 「○○さんに、寄り添っていきます!アアア、アイドルとしてっ」

いつもは誰かが幸せになる姿を見守る側だった彼女が、主役の側に回る日が来ます。
お仕事としてではありますが、それでも憧れは憧れです。

 「本当の本番では間違えません!」
 「これが白無垢と綿帽子の重み……」

このカードで面白い点がひとつあって、
アイドルはブライダルにはしゃぐことが多いと思いますが、
道明寺は逆に、普段はしゃいでいるのにブライダルでははしゃぎません。

 「今日は失敗が少ないかも……なぜでしょうか」

”ここ”がどういう場所かを、神社の者としてよく知る彼女ならではかもしれませんね。



 


 「はぁ、はぁ……身体が重い……」

そうやって憧れを叶えてくれるわけですから、頑張っちゃいますよね。
バカだとか調子いいだとかいろいろ言ってきましたが、
そうしたものって大きなパワーを持っていますから、
うまく推進力にしてあげられれば、あとは勝手に進化しやがります。

 「○○さんに伝えたいな……この活劇、すごく楽しいって!」

これはえっらい大物を見つけてしまったなぁ……この子はアイドルですわ。



以上です。ここまで読んで頂きありがとうございました。