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ブロマガからの移転記事です。

【モバマス考察妄想】古賀小春とヒョウくんと、三人一緒の『シンデレラ』。


12歳  140 72-54-77  O型  左利き  4/1  佐賀



どうもわたしです。
モバマス考察妄想、今回は古賀小春。
わたしにとってはどうやら縁のある子のようで、
成宮由愛・氏家むつみとでブルームジャーニー、岡崎泰葉とでドリームシープス、
成宮由愛・望月聖とでドリームホープスプリング。
「古賀小春が入れば完成するユニット」が結構ありました。ロンです。

さて、いつものお約束です。
この考察妄想はモバマスカード及び誕生日台詞をもとにおこなっておりますが、
あくまでもわたし一個人の主観・偏見に基づくものであります。
公式や皆様の古賀小春観への干渉・アイドルおよび言及先を貶める意図はありません。
また引用台詞の表記揺れ・部分省略等はご容赦ください。



 


 「ヒョウくんぺろぺろです~」

古賀小春を見ていく上で、ひとつとても気になることがあります。
それはヒョウくんの年齢
グリーンイグアナの寿命は10年~15年前後とされていますが、
古賀小春とヒョウくんは一体どれくらいの期間一緒にいるのか。
これによって、わたしの中で見方が大きく変わってきます。



 「応援してくれる人のために、もっとがんばらなくちゃって思ったんです」

古賀小春といえば、割とほがらかというか、ふんわり元気な印象がありますが、
初期カードでは信じられないくらい後ろ向きな一面を見せます。

 「ほんとにみんなすごいです~。私なんてまだまだですね」
 「あぁ~迷惑かけてすみません~」
 「きゃあ!転んじゃった……」
 「覚えきれないですぅ~」
 「が、がんばります~!」


初期カードからの抜粋です。
これらの台詞で「古賀小春だ!」って言える人が果たしてどれくらいいるでしょう。
そうした動揺と不安に満ちた初期カードの台詞中から、ヒョウくんは登場します。

 「私の大親友、ヒョウくんのご飯……あの、虫ですよぉ?

という、ちょっと引け目を感じる言い方で。
よくある犬猫、ウサギ、文鳥といったペットと違い、見た目にも強烈なイグアナ。
サイズもご覧の通りで、そのエサとなる虫も平気で触れる。
思うんです。この子、一度はヒョウくん絡みで周囲から引かれたことがあるでしょう。



 


 「初めて人に見せますよ~
 「一人よりも楽しいです~」


古賀家はイグアナを飼えるくらいですのでかなりの富裕層だとは思いますが、
初めて人に見せる、ということは友達を家に招待したことがないのでしょうか。
この台詞から察するに小春は一人っ子。それも両親と触れ合える時間は長くなさそう。
そのためのヒョウくんであり、それが原因で家に友達を呼べないのではないか。

 「あ、プロデューサーさんならヒョウくんペロペロしてもいいですよ~?」
 「いっしょに虫を集めましょ~?」

しかし、小春とPとの交流は、ヒョウくんとの交流から始まるんです。
最近の小春はことあるごとにお姫様抱っこを要求してきます。ですがその最初は、

 「ヒョウくんかわいいですよねぇ。抱っこしてみます~?
  はいっ……えへへ……次は、小春もお姫様抱っこしてください~♪」

と、まずヒョウくんを抱っこさせて、そこからの連鎖でおねだりしてくるんです。
つまり何が言いたいか。

 1.小春の本質は引っ込み思案。一人っ子で寂しがり。
 2.ヒョウくんとの出会いにより、小春に「大親友」ができる。
 3.ヒョウくんの存在が周囲の目を引き、小春の引っ込み思案に拍車を掛けた。
 4.周囲に引かれた経験があっても、小春はヒョウくんを嫌ったりしなかった。

小春とヒョウくんの関係って、こういう流れなのではないか。
わたしがヒョウくんの年齢を気にするのはこれが理由。
子供にとって友達から嫌われることは一大事。ですが小春はヒョウくんを優先した。
小春とヒョウくんの関係がよほど深くないとこの方程式は成立しません。
そして、ここから古賀小春が導き出した結論が、

 5.ヒョウくんを受け入れてくれる人なら、信じても大丈夫。

なのではないか。



 


 「○○さんもおこた入りますか~?お隣どうぞ~♪
 「隣で一緒におねんねしますか~?○○さんは特別ですから、いいですよ~♪」

古賀小春にとってヒョウくんは人間の友達よりも大切な存在です。
ですが、ヒョウくんの存在が人間関係の障害になっているのは事実でしょう。
しかし、ヒョウくんがいたからこそ恵まれた人間関係もあった。
Pとの出会いのように。

 「お友達に○○さんのことを自慢してもいいですか~?」

身近に自慢できる人がいるって素敵じゃないですか。
誰かに自慢される存在になれるってなかなかないですよ。
そこまで大切にされるなんて、こんなに嬉しいことはない。
ですが彼女とPのふたりだけだったら、この出会いは生まれなかったかも知れないんです。

 「○○プロデューサー、ヒョウくん連れてきていいですか?」

初期カードのこのやりとりがなかったら、ここでPが拒否していたら。
小春がヒョウくんを飼っていなかったら。途中で飼うのを放棄していたら。
連れてきたくなるほど仲良しではなかったら。
古賀小春に特別な人/自慢できる人ができるのは、もっと先だったでしょう。



 


 「○○さん、下で待っていて受け止めてくださいね~♪」
 「小春はヒョウくん抱っこです~。○○さんは小春をお姫様抱っこしてくださいね~♪」

だから遊ぶときも一緒。小春・ヒョウくん・プロデューサー。三人一緒。
三人が一緒なら、もうどんな目で見られても大丈夫
だから小春はヒョウくんを外へ連れ出した。
事務所(現場?)に連れてきたのとは違います。公園です、不特定多数が見ています。
小さな子がイグアナ抱えて滑り台です。注目されないわけがありません。

 「もう一回、すべりたいです~」
 「普段と違う小春ですか~♪」


それでも小春はこんな笑顔で滑り台を滑る。
プロデューサーが見ている上から、ヒョウくんと一緒に。何回も何回も。



 


 「こんなかわいいお姫様になれるなんて、小春は夢を見てる見たいです~♪」

小春はことあるごとに「お姫様になりたい」と言います。
その理由は初期カードの段階で語られていて、

 「小春はみんなに好きになってもらえる、お姫様みたいなかわいいアイドルに――」

序盤で語ったとおり、わたしは彼女の本質を引っ込み思案・寂しがり屋だと言いました。
好きになってもらいたいって、つまりそういうことなんじゃないかな。
運動は苦手、勉強も苦手。引っ込み思案で、後ろ向き。
ヒョウくんがいるから寂しくはないけど、Pと出会ったら甘えたくなった。
そんな彼女が一生懸命頑張って、Pにほめてもらって、そしてお姫様になった。

 「ミドリはヒョウくんの色です。小春、ヒョウくんともお揃いですね~♪」

ですが、忘れてはいけない子がいます。
周囲から引かれても、小春はヒョウくんから離れなかった。それくらい大好きな子。
Pはヒョウくんを受け入れてくれた。だから小春はPに心を開いた。
Pと一緒なら、堂々とヒョウくんと一緒に外で遊べるようになった。
ならば。



 


 「どのサクランボが甘いかな~?ヒョウくんにもあげますね~」

ヒョウくんも好きになって欲しい。
小春のサインにおけるヒョウくんの大きさが、彼女の気持ちを表していると思います。
古賀小春とヒョウくんは一心同体。
ふたりで一緒にいるその姿を認めて欲しい気持ちは、きっと大きいはず。

 「ヒョウくんのファン?うれしいです~」

そしてそれが「ヒョウくんのファン」の登場により、ついに現実のものになります。
大好きな友達でありながら、同時に引け目でもあったヒョウくんの存在。
そんな小春の心の奥底に引っ掛かっていた何かが、ここで完全に取り払えました。



 


 「ヒョウくんには、タキシードがいいかも~」

このカード、劇場ではPと待ち合わせしています。
つまり最初はPがいません。小春とヒョウくんのふたりだけで街に出ています。
ふたりだけで街に出られるくらい、小春の不安は払拭されたんですね。

 『コハルの言うこと聞かない人は、お仕置きします!ヒョウくんが!』

そしてついに、ヒョウくんがお仕事デビューすることになりました。
小春も全力全開。語彙力は相変わらずですが、いつにもまして元気のような気がします。

 ヒョウくんと一緒の自宅を初公開し、
 ヒョウくんとPと一緒に公園の滑り台を滑って、
 ヒョウくんカラーの衣装でユニット曲を踊って、
 ヒョウくんと二人でお出掛けして、一緒に仕事もして。

……Pにヒョウくんを抱っこしてもらえたあの日から、
小春とヒョウくんの世界は大きく広がりました。

ところで、シンデレラの物語には、お姫様、魔法使い、王子様が登場しますね。

 「私がお姫様だったら○○さんは王子様ですね」

だとすれば、魔法使いはヒョウくんだったのかもしれませんね。
だって、王子様とお姫様を出会わせてくれたんですから。
小春がヒョウくんを大好きなように、ヒョウくんも小春が大好きなはずです。
ですが、ヒョウくんでは小春の王子様にはなれないんです。
お姫様には人間の王子様が必要なんです。

 「えへへ~。ヒョウくんと一緒に、誓いのペロペロしてあげますね~♪」

ヒョウくんの存在が小春の人間関係の障害になっていた、と先ほど言いました。
ですがこうして見てみると、ヒョウくんは小春を守ってくれていたようにも見えます。
小春が王子様と出会うまで、一番近くで小春を守っていた騎士。
そして、小春に王子様と出会うための魔法を掛けた魔法使い。
彼らの活躍によって、王子様とお姫様は結婚して、いつまでも仲良く暮らしたのでした。
めでたしめでたし。



 


 「○○さんとヒョウくんと、3人で写真を撮りたいです~♪」

小春は夢が叶ったと喜んでいますが、これも次の夢になるのでしょうか。

 「小春、結婚式って、キラキラのお姫様になれる日だと思うんです~」

小春は現在12歳。グリーンイグアナの寿命は10~15年とされています。
ヒョウくんの年齢が気になるいちばんの理由はここです。
だって絶対見て欲しいじゃないですか。
お仕事でもごっこ遊びでもない、王子様とお姫様の結婚式。
魔法使いの魔法が、灰かぶりの夢を叶えたその瞬間。古賀小春一番の晴れ舞台を。

 「この笑顔は○○さんへ~。夢が叶ったお礼です~♪」

絵本を閉じるのは、「めでたしめでたし」まで読んでから。
そうですよね、小春の王子様。



以上です。ありがとうございました。